概要
ダイキン工業は2026年秋以降、家庭用エコキュートと壁掛形ルームエアコンの新商品を順次発売すると発表しました。
一見すると「新商品発売」の案内ですが、実際には性能向上とともに価格改定も行われており、住宅設備を検討している方にとっては実質的な値上げとなります。
これから新築やリフォームを予定している方は、購入時期を検討する材料になりそうです。
エコキュートは高効率モデルを追加
2026年9月から発売される新しいエコキュートでは、省エネ性能を高めたXシリーズ・XNシリーズが追加されます。
また、高効率モデル(APF3.7)のラインアップ拡充や、太陽光発電の普及に合わせた多様な電気料金メニューへの対応など、省エネ性をさらに高めた仕様となっています。
一方で、新商品の価格を見ると460Lモデルでは140万円を超える製品もあり、従来より価格帯が上昇しています。
壁掛形ルームエアコンも省エネ性能を強化
ルームエアコンも2027年度省エネ基準を達成した新モデルへ切り替わります。
上位モデルには
- プレミアム冷房
- フィルター自動掃除
- ストリーマ搭載
- 無線LAN内蔵
など快適機能を搭載。
性能は向上していますが、その分価格も上がることが予想されます。
発売は2026年11月から2027年3月にかけて順次開始されます。
新商品=値上げと考えておいた方がいい
最近の住宅設備業界では、原材料価格や物流費、人件費などの上昇を背景に、モデルチェンジと同時に価格帯が上がるケースが珍しくありません。
今回のダイキンも性能や省エネ性が向上しているため、単純な「値上げ」とは言い切れませんが、購入する側から見れば必要な予算が増える可能性があります。
特にエコキュートやエアコンは、新築やリフォームで複数の設備と同時に購入することも多いため、1台あたりの価格差が小さくても、住宅全体では負担が大きくなることがあります。
型落ち品でも安くならない?「2027年問題」の影響も
モデルチェンジが発表されると、「旧モデルや型落ち品なら安く買えるのでは?」と考える方も多いと思います。
しかし現在のエアコン市場では、型落ち品だからといって必ずしも大幅に安くなるとは限りません。
その背景の一つにあるのが、いわゆる「エアコンの2027年問題」です。
2027年度から家庭用エアコンの省エネ基準が厳しくなるため、メーカー各社では基準に対応した商品の開発やラインアップの見直しが進んでいます。
一方で、現在流通している旧モデルの中には価格を抑えた商品も多く、モデルチェンジ後の商品との価格差が大きくなるケースがあります。
実際に販売する側から見ても、旧モデルの在庫が残っているからといって、大幅な値下げが行われるとは限らないのが現状です。
「新商品が出れば旧モデルが安くなる」と待っているうちに、価格の安い旧モデルから在庫がなくなる可能性もあります。
そのため、価格を重視してエアコンを選ぶのであれば、単純にモデルチェンジを待つのではなく、現在購入できるモデルと新モデルの価格差を確認して判断することをおすすめします。
少しでも安くするなら「まとめて価格交渉」もあり
工務店やリフォーム会社など、複数台のエアコンや住宅設備を仕入れる場合は、まとめて発注することを条件に価格交渉してみる方法もあります。
例えば、
- 同じ現場でエアコンを複数台採用する
- エコキュートとエアコンをまとめて相談する
- 複数物件分をまとめて発注する
といった場合です。
1台だけで「もっと安くしてほしい」と交渉するよりも、ある程度まとまった数量を提示した方が営業担当としてもメーカーや仕入先へ価格相談をしやすくなります。
もちろん必ず値引きされるわけではありませんが、少しでも仕入価格を抑えたい場合は一度相談してみる価値があります。
建材営業のひとこと
モデルチェンジと聞くと、「旧モデルが安くなるまで待とう」と考えたくなりますが、現在は型落ち品だからといって大幅に値下げされるとは限りません。
私自身、実際に商品を扱っていても、旧モデルが残っているからという理由だけで大きく価格が下がるケースは期待しにくいと感じています。
それなら、必要な時期に商品を確保しつつ、複数台必要な場合はまとめて価格交渉する方が現実的です。
特に新築では各部屋のエアコンをまとめて購入するケースもあるので、台数が決まっているなら一度営業担当へ相談してみるのがおすすめです。
まとめ
ダイキンは2026年秋以降、家庭用エコキュートと壁掛形ルームエアコンの新商品を順次発売します。
省エネ性能や機能面が向上する一方、購入する側としては従来より必要な予算が増える可能性も考えておく必要があります。
また、「新モデルが出れば型落ち品が安くなる」とは限りません。実際の販売現場では、旧モデルの在庫があっても思ったほど価格が下がらないことがあります。
少しでも費用を抑えたい場合は、旧モデルだけを狙うのではなく、新旧モデルの価格差を確認したうえで、複数台購入するならまとめて価格交渉するのも一つの方法です。
新築やリフォームを予定している方は、「新商品が出るまで待つ」「旧モデルを買う」の二択ではなく、必要な時期・価格・性能を比較して判断することをおすすめします。す。
本記事はメーカー案内資料をもとに、建材業界の動向を整理し、現場目線で解説しています。
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