プレカット向け国産杉製品が値上がり|競合集成材の上昇で杉材にも価格転嫁の動き【2026年6月】

建材価格動向

ニュース概要

関東地区のプレカット工場向け国産杉製品で価格上昇が続いています。

これまで比較的落ち着いていた杉柱や杉間柱、杉90ミリ角などの製品にも値上げの動きが広がっており、市場価格は前月比で2,000~3,000円程度上昇した製品も見られます。

背景には競合集成材や輸入材の価格上昇があり、これまで価格競争力を維持していた国産杉材にも値上げ余地が生まれています。


なぜ杉材の価格が上がっているのか

今回の値上がりの大きな要因は、競合する集成材や輸入材の価格上昇です。

これまで国産杉材は価格面で競争力を持っていましたが、集成材の値上げによって価格差が縮小。

その結果、製材所側でも価格改定を進めやすい環境になっています。

また市場では依然として必要な材が不足気味で、注文してもすぐに入荷しにくい状況が続いていることも価格上昇を後押ししています。


値上がりが目立つ製品

市場では特に、

  • 杉柱105角KD材
  • 杉90角
  • 杉間柱
  • 杉3メートル材

などで値上がりが確認されています。

プレカット工場向け需要が堅調なことに加え、競合製品との価格バランスの変化が影響しているようです。


住宅業界への影響

杉材は戸建住宅で広く使用される構造材です。

そのため今回の値上げは、

  • 新築住宅
  • 建売住宅
  • リフォーム工事

など幅広い分野に影響する可能性があります。

1棟あたりで見れば大きな増額ではない場合もありますが、木材価格の上昇が積み重なることで総コストへ影響するケースも考えられます。


現場目線コメント

ここ数年は輸入材や集成材の価格動向が注目されることが多かったですが、最近は国産材にも値上げの波が広がっています。

特に杉材は住宅の構造部分で使用されることが多いため、プレカット工場や工務店としては今後の価格推移を注視したいところです。

一方で市場関係者からは「必要な材が手に入りにくい状況が続いている」との声もあり、価格だけでなく供給面にも注意が必要と考えられます。


まとめ

関東地区のプレカット向け国産杉製品で価格上昇が続いています。

競合集成材や輸入材の値上がりを背景に、杉柱や杉間柱などでも価格改定が進んでいます。

今後も木材価格の動向は住宅建築コストに影響を与える可能性があり、引き続き注目が必要です。


※本記事は日刊木材新聞掲載情報をもとに、建材業界の動向を整理し、現場目線で解説しています。

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