2026年9月9日現在、LIXILの建材・サッシ・エクステリア商品の価格改定まで、残り約3週間となりました。
今回の価格改定では、
・住宅サッシ・ドア
・インテリア建材
・エクステリア
・ビルサッシ・カーテンウォール・フロント
などが、2026年10月1日受注分から順次値上げとなります。
特にエクステリアでは平均15%程度、住宅サッシ・ドアやインテリア建材では平均13%程度と、決して小さくない価格改定です。
すでに採用商品が決まっている現場や、今後発注することが分かっている案件については、そろそろ「値上げ前に発注できるか」を確認しておきたい時期です。
今回は、10月1日に迫ったLIXILの価格改定について、改めて内容を整理します。
LIXILが2026年に一部商品の価格を改定
LIXILは2026年5月18日、建材・設備機器の一部についてメーカー希望小売価格を改定すると発表しました。
背景には、
・エネルギーコストの上昇
・原材料価格の上昇
・購入資材や部品価格の上昇
・物流費の高騰
などがあります。
メーカー側でもコスト削減や業務効率化を進めてきたものの、企業努力だけでは吸収することが難しくなったとして、一部商品の価格改定が実施されます。
10月1日から値上げされる主な商品
住宅サッシ・ドア
平均13%程度の値上げ。
新築住宅はもちろん、窓交換や玄関ドアリフォームなどでも影響が出る可能性があります。
サッシ関係は一式で金額が大きくなるため、13%程度の価格改定でも総額ではかなりの差になることがあります。
インテリア建材
平均13%程度の値上げ。
室内ドアや収納、造作材など、住宅一棟で数多く使用する建材です。
一つ一つの金額差は小さく見えても、一棟分をまとめると影響は大きくなります。
新築や大型リフォームで採用商品が決まっている場合は、早めに確認しておきたいところです。
エクステリア
平均15%程度の値上げ。
今回の価格改定の中でも特に改定率が大きいカテゴリーです。
例えば、
・フェンス
・門扉
・カーポート
・テラス
・デッキ
・機能門柱
など、外構工事で使用する商品が対象になってきます。
外構工事は建物本体より後に商品を決めるケースも多いため、
「家は決まっているけど、外構はまだ」
という方は注意が必要です。
値上げ前に仕様を決められるのであれば、早めに動く価値はあると思います。
ビルサッシ・カーテンウォール・フロント
平均10%程度の値上げ。
住宅だけでなく店舗や非住宅物件にも影響するカテゴリーです。
金額が大きい案件では、10%でもかなりの差になります。
すでに価格改定が始まっている商品もある
今回のLIXILの価格改定は、すべての商品が10月1日からというわけではありません。
水まわり・タイル商品については、すでに2026年8月3日受注分から順次価格改定が実施されています。
また、外壁・屋根については2026年9月1日受注分から価格改定が始まっています。
つまり今回の記事で特に注意したいのは、
「まだ間に合う10月1日改定の商品」
です。
今日は9月9日。値上げまで残り約3週間
10月1日までまだ少し時間があるように見えます。
ただ、住宅建材は、
商品を選ぶ
↓
見積を取る
↓
色・サイズを確定する
↓
発注する
という流れがあります。
さらに現場によっては、施工業者や施主との打ち合わせも必要です。
9月末になってから、
「値上げ前に発注して!」
となっても、仕様が決まっていなければ発注できません。
そのため、実質的にはもう動き始めても早くない時期です。
発注予定があるなら早めに手配を
すでに商品が決まっていて、
「どうせ10月以降に使う」
という案件であれば、値上げ前の発注を検討してもいいと思います。
特に、
・サッシ
・玄関ドア
・室内建具
・フェンス
・カーポート
・その他エクステリア商品
など、使用することがほぼ確定している商品は早めに問屋や販売店へ相談しておくのがおすすめです。
先行発注して問屋に預かってもらう方法も
現場によっては、
「まだ施工は先だけど商品は決まっている」
というケースもあると思います。
その場合は、値上げ前に発注して、納品時期まで問屋や販売店に預かってもらえないか相談する方法もあります。
建材業界では、案件や商品によって先行発注・預かりに対応できる場合があります。
ただし、
・保管スペース
・商品の大きさ
・納入予定日
・支払条件
・破損リスク
・キャンセルや仕様変更
などの問題もあるため、必ず対応可能か確認してから発注してください。
特にサッシやエクステリアはサイズが大きく、長期間の保管が難しいこともあります。
「値上げ前だからとりあえず発注」ではなく、
現場がほぼ確定している商品を、販売店と相談しながら先行手配する
という考え方が安全です。
平均15%の値上げは意外と大きい
例えばエクステリアで100万円分の商品を採用するとします。
平均15%程度の価格改定を単純計算すると、価格差は15万円です。
もちろん実際の価格は商品や仕入条件によって異なりますが、外構一式になると数万円〜十数万円単位で影響が出てもおかしくありません。
特に、
カーポート+フェンス+門柱
のように複数の商品をまとめて採用する場合は、値上げの影響も大きくなります。
見積の有効期限にも注意
もう一つ注意したいのが、すでに提出されている見積です。
9月中に見積を取っていても、
「10月に発注するなら旧価格」
とは限りません。
今回の価格改定は原則として受注日を基準に実施されます。
そのため、
・いつまでの発注なら旧価格なのか
・現在の見積価格がいつまで有効なのか
・10月以降は再見積になるのか
を販売店へ確認しておくことをおすすめします。
現場への影響
今回の価格改定は、住宅一棟で使う商品の多さを考えると影響は小さくありません。
例えば、
サッシ
玄関ドア
室内建具
収納
フェンス
カーポート
までLIXILでまとめている現場なら、複数カテゴリーで価格改定の影響を受ける可能性があります。
すでに仕様が決まっている案件については、
「発注を10月まで待つ必要があるのか」
を一度確認してみるといいと思います。
建材営業のひとこと
今日は9月9日ですが、実際に今日も建具とサッシの発注をいただいています。
やっぱり値上げ前を意識して動いている工務店は多い印象です。
価格改定の案内が出た直後より、むしろ「実際に発注期限が近づいてきた今」の方が現場は動きやすくなっています。
すでに使う商品が決まっているなら、値上げ後まで待つメリットはあまりありません。
現場が少し先でも、問屋に一時保管できるか確認して先行発注する方法もあります。
もちろん現場や商品によりますが、
「あとで必ず使うものを、数週間遅れただけで高く買う」
のはもったいないです。
特にサッシ・建具・エクステリアは一式になると金額も大きくなるので、発注予定がある方は早めに確認しておくのがおすすめです。
まとめ
LIXILでは2026年10月1日受注分から、
・住宅サッシ・ドア:平均13%程度
・インテリア建材:平均13%程度
・エクステリア:平均15%程度
・ビルサッシ・カーテンウォール・フロント:平均10%程度
の価格改定が予定されています。
2026年9月9日現在、値上げまで残り約3週間。
すでに採用商品が決まっている現場については、
「値上げ前に発注できるか」
を今のうちに確認しておきましょう。
実際に建材営業の現場でも、値上げ前を意識した建具やサッシの発注が出始めています。
施工時期が先の場合でも、先行発注や一時保管が可能か販売店へ相談する方法もあります。
値上げ直前になって慌てるより、今の段階で一度確認しておくのがおすすめです。
※本記事はLIXILが2026年5月18日に発表した「建材・設備機器のメーカー希望小売価格の一部改定について」をもとに、2026年9月9日時点の価格改定スケジュールを整理し、建材営業の現場目線で解説しています。



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